ランを作ると、誰でも一年でも、一刻でも早く咲かせたい思いになる。
とにかく気持ちが忙しい。
花咲まで待てない。
そういうことから考えると・・・フラスコを買って植える人は大した人である。
本物の愛好家と自負してよい。
そして、SUGOI-neを勉強する人も・・・本物の愛好家。
将来が楽しみな人である。
じっくり腰を落として・・・行なう思考の持ち主だからである。
ランは、どんなランでも生育がスローで、花を咲かせるまで何年もかかる。
待ち遠しい・・・。
これは、愛好家も、鉢物、切花のプロでも、育種する人も同じ。
宇井清太も52年のラン栽培で・・・この一年でも早く、一刻でも早くという思いに・・・・かられてきた。
SUGOI-neを開発する理念に中に、
 一年でも早く花を咲かせるコンポスト。
 永く・・・若さを持続できるコンポスト。
この二つの要件を満たすことが、最も大きい課題であった。
ランから見た場合、理想の、夢のコンポストというのは、この二つの条件をカバーしたもの。
多年草のランだって、一年でも早く花を咲かせて、種子を実らせ、
子孫を繁栄させたいのは、生き物の本願だからである。
更に、ランが、多年草に進化した中に、
永い年月若さを維持、持続させ、毎年多くの種子を実らせ、
子孫を繁栄させる思いが込められている。

しかし、ラン栽培のコンポストで、これまで、この二つを満足させるコンポストはなかった!
ランの光合成。
ランの生育を促進するのも、アンチエイジングも、エネルギーであるが、
これまで、ランのエネルギーは、一般の植物と同じように、
葉における光合成の澱粉で賄われているという理論に拠って来た。
しかし、この考え方には、ランのラン菌との共生、菌根、
更に、葉の持たない腐生ラン、プロトコームの生存、生育という、
ラン科植物の深遠な特性が削除されている。
この削除された考え方の中で、栽培技術、栽培法が行われて来た。
生育促進には、既に1960年代に、アメリカでは、カトレアの電照栽培が行なわれていた。
一年中長日条件下で栽培して、光合成を多く行なわせて生育促進を狙うというもの。
更に炭酸ガス施肥も行なう。
現在の大氣の炭酸ガス濃度は、恐竜時代の濃度より低い。
恐竜時代は現在より、植物の生育が早く巨大・・・巨木の森林であったということから、
この炭酸ガス施肥が考えられた。


温度。
温度も光合成を左右する要因の一つ。
生育適温の範囲内であれば、日中の温度が高いほど生育が早い。
ここで、考えられたのが、Cymbidiumとデンドロである。
ヒマラヤを起原とするCymbidiumとデンドロのノビル系。
この遺伝子には、熱帯時代の遺伝子が組み込まれている。
プロトコーム時代からバルブ形成までの期間は、熱帯植物である。
この期間はCymbidiumで約18ヶ月から24ヶ月。
つまり自生地では、春夏秋冬、春夏秋冬の季節変化を2期行なう。
2期目の秋の短日、低温を感知するとバルブ形成する。
このベルブ形成までの期間に低温を与えないと、連続して栄養生長を行なう。
葉を分化し続けて、葉の枚数を増大させ、より多くの光合成を行なうことから、
最初のバルブが大きいバルブを形成する。

プロトコームから1バルブ形成機関が、ラン科植物の泣き所である!
小さな葉で行なう光合成は・・・・非常に貧弱なもの。
このステージが・・・・他の生育の早い植物から、光も、水分も、養分も・・・
競争に負ける・・・負け組植物になる:。
この期間、よく生育させる技術をラン界は研究してきた。
当然、窒素は生育を促進させる効果があるから・・・・肥料を与える!
戦後のラン界はアメリカが主導権を握ったから、
科学を結集して・・・生育期間の短縮技術の開発を行なってきた。


ここで、不思議に思うのは、
世界のラン界で、これほどあらゆる方向で期間短縮を模索したが、
生育期間を短縮するコンポストの開発は削除され続けてきたということである。
これまでのコンポストの要求される条件は、
根張りが良いこと。
長い期間根が健全で養分、水分を吸収できること。
この条件を満足させるためには、根グサレの起こさないこと。
つまり排水性、保水性、PH、劣化しにくい、保肥生・・・・などである。

生育促進させるコンポストは・・・・想定してこなかった。
生育促進は、もっぱら、地上部の環境条件、肥料に求めてきた。
光合成と肥料。
本当にラン科植物はこの二つで生育促進可能なのか???
それなら、ラン菌と共生する、菌根を持つことを説明できない。
全てのランが菌根である!
それには、必ず理由があるはずである!
プロトコームのエネルギー源は、どこから調達している????
ランの自生地というのは、プロトコーム、小さな株にとっては、
あまりにも過酷な養分状態である。
葉の持たない、光合成の出来ないプロトコーム。
これが生き延びるには、枯れ葉などから作られた僅かな糖と
雨水などに含まれている微量の窒素などを吸収するよりない。
ラン菌。
この力を借りて・・・・生きるための養分、水分などを賄う。
小さな株。
小さな葉しか持たない。非常に少ない葉緑素で行なう少ない澱粉製造。
零細よりももっと小さなエネルギー製造工場である。
こんな小さなものが、花を咲かせるまでになるのに、何年かかる????
自生地では、初期生育が極めて遅い。
これを・・・一年でも早く大きくして花を咲かせたい・・・・。
ラン栽培する人は、誰でも思うことである。
その技術が、環境つくりが前記したようなものである。
この項目にコンポストがなかったということである。
SUGOI-neで、初めて、自生地より優れたものが出来た・・・ということである。
SUGOI-neには、初期生育を促進させる成分、ホルモン、酵素補助成分、
糖、糖質・・・・更にラン菌が含んでいる。
特に植物ホルモン、オーキシン類が含んでいるコンポストというのは、
生樹皮の形成層を原料とするものでなければ、製造できないことである。
SUGOI-neは、この初期生育促進という問題を解決するために、
生樹皮を原料にしたところに、大きな意味があるのである。
これまでのコンポストに、糖、植物ホルモン、ラン菌が含んでいるものはない!
植物の形成層。
これを研究、勉強してください。
SUGOI-neの意味が理解出来よう。

そういうことで。SUGOI-neを開発してから7年。
多くのランで、開花までの年数を短縮できた。
このことはバック吹かしからの開花までの年数短縮でも見ることができる!
葉のないバックバルブというのは、光合成できない。
貯蔵養分、エネルギーのみで新芽を育てなければならない。
この場面で、SUGOI-neの糖、養分、植物ホルモンが、素晴らしい働きをする!
瀕死のバックが画期的に生気を取り戻す!

ランの商売というのは面白く微妙な人間の心理の中で行われる。
メリクロンしない、出来ないランは・・・・
増えない限りは・・・売れる株はない!
W芽、バックから芽を出させない限りは・・・売る株がない。これでは商売にならない。
株を増やさないと売る株はない。増やせば価格が下がる。
増やして売れば・・・売ったで、趣味家のところで増えれば・・・・やがて売れなくなる。
愛好家間で分譲が行なわれるからである。
よって、売った株が・・・増えられては困るのである。
枯らして頂いた方が良い???
そういう思考もプロにはある。
逆に、メリクリロンして一気に価格を下げて・・・一挙に・・・一年でも早く売ることも、
当然考えられて、これが大量に市場に出荷される。
つまりランであるが・・・・趣味家からみれば面白くもないランということになる。
珍品も、名品も・・・結局カネで売買するものは、需要と供給の掟、支配の中。
昔、万年青業界で・・・
全国にある一部の品種を巨万のカネを投じて買い集めて、
その多くを焼いて・・・価格を上昇させたという歴史もある。
メリクロンの限定生産も一部の品種で行なわれているが、
この限定生産、リミテッド エデイションは宇井清太がCymbidiumのメリクロンで行なったもの。
バブル時代の前夜のことである。

人間は早いことが好き。
誰よりも早いことが評価される。
早いことがカネになるからである。
特許制度はまさに一日でも出願が遅れれば・・・意味はない世界。
市場も同じ。
ランの鉢も・・・他人より一年遅れの出荷では・・・利益が半減するどころではない。
SUGOI-neの栽培も同じ。
一年でも早くSUGOI-neを使いこなした人が、市場制覇する。
切花では、SUGOI-neの花は・・・水ゴケ栽培ものより・・・・花保ちがズート良いからである。
こういうことが、使い捨てのラン鉢物栽培では見えにくい!
どうせ枯れる・・・ことを想定しての栽培だからである。
花保ちよりも・・・一年でも早く出荷。
このような栽培でも、SUGOI-neは素晴らしい。
ほとんどのランが、フラスコ出しの場合約1年は早く開花するからである。

SUGOI-neのバック吹かしでの増殖は、ランからみれば福音であるが・・・
ラン商売からみれば・・・・とんでもないものを・・・宇井清太は開発した!
そういうことにもなる。
SUGOI-neというのは、ラン商売人から恨まれるほどの優れもの・・・なのである。
凄すぎる!
それが・・・SUGOI-neである。
自生地の植生を再現しながら、自生地を越えるコンポスト。
それがSUGOI-neである。
しかし、そういうものでなければ、今日のラン界の壁、閉塞を破れない。
ランの新世界を拓くことが出来ない。

開発してから7年。
SUGOI-neのパンフに書いてあることが、フロシキを広げたものでないことが、
はっきりしてきた。
コンポストの問題点一挙に全て解決している!
こういうものが開発されると、あまりにスゴくて、
己の物差しで計ることが出来ないから、ケチを、イチャモンを付けたくなる。
愚かなことである。

はっきり言うが・・・・SUGOI-ne以上のコンポストを作れる人はいない。
SUGOI-neを超えるコンポストは、今後開発されることはない!
SUGOI-neは究極のコンポストである。













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  早く花を見たい 
              
          一年でも早くみたい!
           理想の夢のコンポストとは????

          一年でも早く花を咲かせて・・・
             しかも・・・永くアンチエイジング可能なものである。
             SUGOI-neは、この厳しい条件をカバーした夢の、唯一のコンポストである。

    時代の流れは急である。
    日本のこの20年。
    あまりの変わり様である。
    この激変の流れの中で、日本のラン界も翻弄されている。
    バブル時代から現在の状況に変化する中で、隆盛と衰退を経験した。
    愛好家の質も大きく変化した。
    ランの情報源も・・・紙、テレビから・・・・ネットになった。
    スピード。
    ランの世界にもスピードが要求されて、時代に対応したスピードのないプロは淘汰される。
    市場は、スピードで動いているからである。
     どうも、人間のDNAには「のろま」「遅い」「遅れる」ことは「ダメ」ということが組み込まれている。
    この速さが・・・多くの場合「利益」を生む。
    名声を得る!
    ランの鉢物生産現場では、市場の早い変化ついてゆけない場面が多くなってきた。
    品質のみでは産地を持続できない!
    育種に時間のかかるラン。
    廃れるまでの時間が早すぎる。
    ランが一発芸のお笑い芸人と同じ様相である。
    苗メーカーから苗を入れて・・・それに花を咲かせて市場に出す・・・・
    そういう農業生産的なラン経営は、この多様を求める時代に合わなくなっている。
    この中で利益を出すとすれば、エネルギーコストのかからない外国に、
    生産拠点を持つことしかない。
    オリジナル品種を持つことの重要性が改めて再認識しなければならない。
    育種がラン栽培の王道である。
    この言葉が、不易なものとして燦然と輝く時代に成ったともいえる。
    逆に言えば、オリジナル品種を持たないところは生き残れないという時代になっいる。
    知的財産。
    これを手にするとすれば、一年でも早く交配親を集め、交配することである。
    それを、一年でも早く開花、選別する。
    これを、サポートするのがSUGOI-neである。
    それと同時に、優れた遺伝子を持つランを、永年アンチエイジングするのSUGOI-neである。
    こういうことは、趣味、ラン遊びの愛好家に無用かもしれないが、
    魅力的なランが生まれないと・・・・愛好する気も起こらなくなる!
    原種は・・・ほとんど出尽くした。
    原種の珍種が・・・優秀な子供を生む交配親でないから・・・・。
    愛好を継続させるには、常に新たなラン、技術が生まれる必要がある。
    新しい物を追究しないプロ、ラン会は・・・衰退する。
    SUGOI-neというのは、現在のラン世界で最も新しい・・・・技術を科学を提供している。
    これを取上げないところは、気がつけば・・・遅れていることになる。
   なぜなら・・ラン菌というのは・・・ランの根本に関る絶対のことだからである。
   ラン菌を説明できない人は、ラン研究家、ランのプロではないからである。
   原理原則というのは流行に左右されない真理だからである。
  

    ラン愛好のDNAには・・・
    珍しいランを誰より早く手に入れ、一年でも早く花を咲かせて・・・・
    自慢したい・・・・優越感と、達成感が織り込まれている!
    人間には、他人が持たないものを持つ満足感を捨てることは出来ない。
      差異は価値である。
      数少ないものは稀少である。希少価値。
    この価値観の中で発展してきた業界である。
    だからこそ、プラントハンターが成立った。
    育種を行なってきた。

    これを破壊したのがメリクロン技術。
    これがでてから、益々ラン界も忙しくなってきた。
    
    世界のラン界の近代、現代の技術追究の歴史は、
    いかにして一年でも早く花を咲かせられるかという歴史でもあった。
    育種でも、ビジネスでも・・・・資金のカネの回転ということから考えれば、
    4,5年でカネを回収する商売など・・考えられるものではない。
    銀行で・・こんな回転の悪いものにカネを貸さない!
    飲食店なら・・・開店した日から日銭が入り・・・・投下したカネの回収を始めることができる。

   そういうことで「寄せ植え鉢」を市場に出すことまで考えられた。
   消費するラン。
   温室を空にすると・・・成功という経営。
   鉢物経営では・・・苗を仕入れて・・・・市場に出すだけのことだから・・・・
   何も残らない。
   カネが残ればよいのだが・・・・。
   やっぱり・・・ランでは・・・育種が王道というのは・・・本当かもしれない。
   年月があまりにもかかり過ぎるが・・・・。
   育種では一年でも早く咲かせるより先に、一年でも早くから育種に取り組む。
   同じ早さにも・・・・時間を短縮するのではなく、
   育種できる年数を長くするために・・・若いときからする・・。
   
  
  
        

 

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